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ワインセミナー研究コース2012年9月テーマ「ムルソー」

9月10日

ワインセミナー研究コースのスタートです。
8月はお休みだったので久しぶりの感じがしますね。

今回のテーマはムルソーです。
まだ暑い日が続いているので白ワインにしました。

最初の2本は完全なブラインドテイスティング。
テーマも伏せてのスタートです。

2本が終わったところでテーマ発表。
ムルソーの詳細地図を使い畑の位置などを確認しながら進めて行きました。

1.ムルソー 2008 メゾン・ケルラン 

輝きのあるやや濃い色調のイエロー
杏、白い花、オレンジの皮
樽のニュアンスは穏やか。
少しアルコールを強く感じます。
シャープな酸があり、後半にかけて苦み現れてきます。

ムルソー


2.ムルソー レ・ヴィルウイユ 2009 ドメーヌ・ミッシェル・デュポン・ファン 

豊かな香りが広がります。
完熟フルーツ、香ばしいナッツ、バニラ、焼きリンゴ
酸はやわらかくクリーミーでオイリー
余韻も長め
一般的なムルソーのイメージに近いワインだと思います。

ムルソー


3.ムルソー・プルミエ・クリュ ジェヌブリエール 2008 ドメーヌ・ラトゥール・ジロー 

グレープフルーツ、カリン、ミネラル
とてもバランスが良い
酸と甘みのバランスがベストの状態。
美味しさを堪能できる一本です。

ムルソー


4.ムルソー・プルミエ・クリュ ペリエール 2008 ドメーヌ・ラトゥール・ジロー 

同じラトゥール・ジローさんのペリエールです。
ヴィンテージも同じなのにかなりニュアンスが違います。

熟したプラム、厚みのある酸。
線の太さを感じます。

ムルソー


5.ムルソー プルミエ・クリュ クロ・リシュモン モノポール 2008 アンリ・ダルナ 

レ・クラの一部が独立したモノポール「クロ・リシュモン」
とてもしっかりとしたミネラルを感じます。
酸も豊かで。
エレガントなスタイルのムルソーです。

ムルソー


6.ムルソー・ル・611 2008 アンリ・ダルナ

アンリ・ダルナが造る特別なキュヴェ。
ミルダンダージュの葡萄から作られています。

こちらもしっかりとした酸があります。
このワインは熟成したらどんな感じになるんでしょうね。
熟成をさせてみたいワインでした。

ムルソー


ムルソーといってもいろいろなタイプがありますね。興味深い比較となりました。
2008年のムルソーは全体に酸が豊かでした。

P1040049.jpg

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プロフィール

けんさん

Author:けんさん
こんにちは!群馬県の高崎で酒屋をしています。ワインセミナーやワインパーティ、酒蔵バスツアーなどの企画をとおして美味しいお酒を知って頂きたいと思っています。
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仲沢酒店 店長 仲澤賢一
(社)日本ソムリエ協会認定
シニアソムリエ
SSI 認定 きき酒師 
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高崎ワインアカデミー開講中

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