4月23日
第22回のワイン学会は「ヴォーヌ・ロマネ」がテーマです。
久しぶりのヴォーヌ・ロマネですが第四弾になります。

まずは泡からスタートです。
1.ドラピエ・ミレジム・エクセプション・ブリュット2004 ピノノワール65%、シャルドネ35%、ピノムニエ
注ぎたてはイーストの香りが強く出ましたがすぐにフレッシュな果実が現れます。
グレープフルーツ、青リンゴ、洋梨
オレンジの皮
熟成のニュアンスも現れ複雑な要素も見せる。とても美味しいシャンパーニュでした。
2.ヴォーヌ・ロマネ レ・ボシエール 2008ジャン・グリヴォVOSNE ROMANEE LES BOSSIERES JEAN GRIVOT
「ボシエール」は、格付ではないがロマネ・サン・ヴィヴァンの下にある畑。
赤い果実のフレッシュで若々しいアロマ、初めはの印象は酸が比較的穏やかで柔らか。
徐々にスパイスが現れ、力強さのある良いタンニンがあり、とても肉厚なピノノワール。
まだ若さが全面に出ているので、飲み頃にはまだ早いがポテンシャルの高さを感じることが出来る。
3.ヴォーヌ・ロマネ・1er レ・プティ・モン2006ルイ・ジャドVOSNE ROMANEE LES PETITS MONTS LOUIS JADOT
レ・プティ・モンはリシュブールの上部に隣接する畑。
とても密度のある素晴らしい香りが広がる。
第一印象で高い品質を感じることが出来ます。
妖艶で複雑な香りが次々と現れてくる。
タンニンも細かく溶けてきていてとても素晴らしい。
2006年は冷涼で難しい年だったというのがブルゴーニュの赤ワイン評価のようですが
こういった年は良い生産者のワインに安定感があります。
5年がたち、開いてきた感のある2006年は今からが飲み頃でしょうか。
4.ヴォーヌ・ロマネ・オー・ゾルム2009デイビット・クラークVosne-Romanee Domaine David Clark
ボシエールの南に位置するオー・ゾルムの畑でわずか2樽を生産しているデイビット・クラークのワイン。
まだ新しいドメーヌのようです。
とても華やかな香り、赤や紫の花。
甘みのある赤いフルーツ、完熟した果実
全体として甘みのあるフルーツが詰まったような印象。
時間と共にフルーツから黒土やローストのニュアンスが現れ、素晴らしい香りが広がってくる。
まだ若さが全面に出ているので、数年後にもう一度味わってみたいワイン。
5.ヴォーヌ・ロマネ・2009フィリップ・シャルロパン・パリゾVosne-Romanee Domaine Philippe Charlopin Parizot
ひとまわりスケールの大きな濃度のある香り。
濃い果実からロースト、チョコレート。
まだまだ強さを感じるが密度のある深い香りが長い余韻へと続いていく。
ポテンシャルの高い素晴らしいワインでした。
6.ヴォーヌ・ロマネ1996シャトー・ド・マルサネVosne-Romanee Chateau de Marsannay
昨年このシャトー・ド・マルサネを訪問していました。マルサネにあるドメーヌですが、試飲見学コースが充実しています。
日本にはほとんど輸出していないと言うことでしたが、今回はFさんがインデントで手に入れたようです。
昨年試飲したときもヴォーヌ・ロマネは美味しかった印象があります。
ただこのボトルはブショネでした。
ブショネでなければ、果実もしっかりと残っているので美味しいワインが楽しめたと思います。
残念。。
7.シャントリーブ・シャルドネ2010Chanterives Chardonnay
これはブラインドで提供されました。
入手困難な貴重なワインをありがとうございます!
艶やかな外観
ミネラル感が強く、酸のイメージからソーヴィニヨンブラン。
少し肉厚なイメージもあるのでボルドーの白ワイン。
少しセミヨンが入っているのではないかと想像。
まったく違いましたね。
シャルドネのイメージは感じませんでした(^^;)
ワインの質感は高く、美味しいワインでした。
8.エシェゾー2008フランソワ・フュエ ECHEZEAUX FRANCOIS FEUILLET
とてもエレガントでチャーミングな第一印象
香りの高い赤い果実とハーブ、黒土やミネラル。
スモーク、バニラもあり力強さを感じる。
明るい陽性のワインですが照りつける太陽の強さというよりは、木漏れ日の中にいるような心地よさを感じるワイン。素晴らしいワインです。
9.エシェゾー2008リジェ・ベレール ECHEZEAUX LIGER-BELAIR
「ラ・ロマネ」を単独所有するリジェ・ベレールのワイン。
2006年が初ヴィンテージで生産量はわずか2900本
とても厚みのある深い香り。
濃度のあるフルーツ。
酸とタンニンのレベルが高くまだまだ力強い。
余韻には甘みのある、気品ある香りがいつまでも続いていく。
素晴らしい(^^)
10.ヴォーヌ・ロマネ1er cru レ・ボーモン 2006ドメーヌ・デュジャック VOSNE ROMANEE 1ER CRU LES BEAUMONTS DOMAINE DUJAC
ヴォーヌ・ロマネ村とフラジェ・エシェゾー村の境界にあり、グランクリュに挟まれたレ・ボーモンの畑。
オート・コートからの冷涼な風の通り道になっているヴォーヌロマネの中では冷涼な畑。
完熟した甘みのある柑橘系のフルーツ、オレンジなどを感じる香り。
乳酸、少し焦げたスモークのニュアンス。
タンニンはとてもきめが細かく、ミネラルもたっぷりです。
エレガンスを感じるきれいな余韻が長く続きます。
11.ヴォーヌ・ロマネ1er cru レ スーショ 2006ロベール・アルヌーVOSNE-ROMANEE 1ER CRU LES SUCHOTS DOMAINE ROBERT ARNOUX
リシュブール、ロマネ・サンヴィヴァンとグラン・エシェゾーの間にあるレ・スーショ。
とても密度が濃い、濃密な香り。
全体のスケールが大きく、酸を覆い隠しているので丸みを感じる。
タンニンがとても細かくシルキー。心地よい余韻が続いていきます。
素晴らしいワインでした。

今回はグランクリューのエシェゾーを含め、ヴォーヌ・ロマネでもエシェゾー寄りの畑が多かったですね。
ヴォーヌロマネの豊満というイメージよりもエレガントなワインが多かったように感じました。
ヴォーヌ・ロマネも多彩な顔を持っていますね。
とても勉強になりました。
いつもありがとうございます!



